小悪魔系男子と甘々同居中♡




「さ!一華。授業始まるよ。」


「そうだね。」



私は一華と別れ、自分の席についた。



気だるそうに物理の先生がチョークを走らせ始める。



ぼんやりとその先生の声を聞きながら、

周りを見渡す。





一華に新しい彼氏を作る、なんて強がって言ったけど……




今までクラスの男子をそんな風に見たことがなかったので、正直誰がカッコいいとか優しいとかあんまし分かんない。



あ、そうだ。


目をつむって、開けて、最初に目が合った男の子。


その人を恋愛対象として意識してみよう。




私はフーッと息を吐いて目をつむった。



私の第二の青春の始まりだ!!






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