ぎゅっと抱きしめて~会議室から始まる恋~
雨で冷えた体をお風呂で温め、
綺麗サッパリ、気分良くリビングに戻ってくると、
久遠さんがソファーに寝転び、
ミカコさんと戯れていた。
胸の上に乗せてヒマワリの種を食べさせ、幸せそうな顔している。
彼の幸せを壊さなくて良かったと、ホッとして見ていた。
すると、目が合ってしまう。
久遠さんはソファーに身を起こし、
「こっちに来い」
と命令した。
もしかして、説教タイムだろうか?
ミカコさんを逃がしてしまったことを、まだ怒られていない。
これから色々言われるのかも……
私が悪いので、怒られるのを覚悟して隣に座った。
彼は怒るのではなく、ミカコさんを私の手の中に入れた。
そしてこんな事を言った。
「ミカコがお前に、お礼を言いたがっている。
見つけてくれてありがとう。
そう言ってる」