ぎゅっと抱きしめて~会議室から始まる恋~
 


可愛いと思い、手に取った時、

昨日の堂浦さんの言葉を思い出した。




『もうちょっと、色気を身につけた方が……

花柄ピンクって、子供じゃないんだから……』




脚立に上った私のスカートを覗いて、堂浦さんはそう言った。



手の中の、ブラジャーとパンティを見る。


これも花柄ピンク。



私の好みではあるけど、
24歳の女として、間違っているのだろうか……?



堂浦さんが勧めていたのは確か、

赤いレースや、黒のTバックだった気がする。



それを思い出し、営業スマイル全開の店員さんに、つい、


「もう少し色気があって、刺激的なものはありませんか?」


そう聞いてしまった。




「い、色気と刺激ですか〜!?」




それらのワードは、よほど私の雰囲気に合わなかったらしく、

店員さんを驚かせてしまった。



恥ずかしさに赤くなりながらも、
一度言ったことに引っ込みをつけられず、

見るだけ見せてもらった。



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