君の世界


部屋を出ると…空気の層が違う

ホッと息をつき

トイレに向かってみる


「直人!部屋から出て何処に行くんだ?」

真中の大きな声に思わずビクッとなる。

「…トイレに」

「部屋にあるだろ?」

明らかに非難の色を含む


「あの部屋にいたら息が出来ないからね」

その一言で険しかった真中の顔が弛む。

「確かにな…まさかアレが直人の恋人だとはな…」


「幸雄なんかじゃないの意味分かった?」

「別れたくなったら殺されるんじゃないか?」

思わず噴き出す僕

その途端 溶けた緊張で痛みを思い出す。

「う゛ぅ゛~」

「ほら!だから無理だって…」


それでも僕はあの部屋は嫌と拒否したため、結局 真中に捕まってトイレに行った。


部屋へも真中に連れて帰って貰いまた響が機嫌を損ねる結果にはなったけど…


< 104 / 128 >

この作品をシェア

pagetop