君の世界
相変わらず優しい真中
泣き出した幸雄は僕から引き離された。
真中が一人話している。
「直人が望むなら私は彼と仲良くもするよ?」
飛びかけてた意識に飛込んできた台詞
一気に現実に引き戻される。
「…じゅ 、の契約がぁる…」
驚くほど声が出なくなってる。
教授は僕には興味がなかったから、声が出ていなくても気にとめていなかった分 僕も気付かなかった。
僕 愛されてるなぁ…
契約の話だとわかった真中はニッコリ微笑み
「それは平和的な話し合いで解決済みだよ」
さらっと言ってのける。
平和的な話し合い?
その言葉で更に教授の身を案じてしまう。
「お前が嫌と言っても連れて帰るぞ。逃げようとしたら檻の中にでも閉じ込めておく…」
響は今まで聞いたことのない低い声でそういうと、僕を抱き上げた。