君の世界
「旨い!飯島お前いい嫁さんになれるよ。」
笑いながらしゃべって食べるから、幸雄の口の回りは悲惨な状態になっている。
「幸雄は静かに食べれないの?煩いから弁当もう作らないよ?」
とたんにションボリして静かに食べる。
「飯島…静かに食うから、弁当また作ってくれよ。」
泣きそうな幸雄に思わず笑ってしまう。
「幸雄はおかしすぎ…いいよ。弁当くらい、そのかわり僕の道案内役をちゃんとしてもらうよ?」
幸雄は満面の笑みで
わかったと弁当をかき込んだ。