君の世界
微妙な緊張感に包まれたまま昼休みになった。
「飯島!売店行く?」
幸雄が嬉しそうに寄って来る。
正直 食欲より睡眠がとりたい気分だったので
「僕は保健室行って寝るよ?」
教室を出る。
「待てよ。」
幸雄に肩を掴まれた。
「パン買って来るまで待ってくれよ。」
意味の分からない発言をする幸雄
「保健室に行ってるからパンを買って来たら?」
そういうとダッシュでいなくなった。
「…なんか疲れるヤツ…」
僕は保健室に向かって歩き出す。