君の世界


微妙な緊張感に包まれたまま昼休みになった。

「飯島!売店行く?」

幸雄が嬉しそうに寄って来る。

正直 食欲より睡眠がとりたい気分だったので

「僕は保健室行って寝るよ?」


教室を出る。


「待てよ。」

幸雄に肩を掴まれた。


「パン買って来るまで待ってくれよ。」


意味の分からない発言をする幸雄


「保健室に行ってるからパンを買って来たら?」


そういうとダッシュでいなくなった。


「…なんか疲れるヤツ…」


僕は保健室に向かって歩き出す。


< 42 / 128 >

この作品をシェア

pagetop