君の世界


頭を冷やす為に先に玄関で待つ事にする。

「門限は守ってね…」


振り向くと寮長がいた。


「門限は守る。だから僕に関わらないでくれ。」


とにかく今は煩わしいから…


「直人…またあいつの所に行くのか?」


寮長と話していると幸雄だ。

僕はさらに苛ついてくる。

「寮長は失せろ!お前に用はないから…」

一喝の後の冷ややかな目を見て一瞬で青ざめた寮長は無言で去って行った。

「…幸雄あの…」

「会うんだろ?あいつに会うんだろ?」

幸雄が悲痛な顔をして近付いて来る。

「あぁ会うよ。」

「なん…」

「決別する為に」


「…えっ…決別って…二度と会わないって事だよな?」


「…だから幸雄は…まあそんなとこだから、決別するために話をする。」


幸雄は黙って何度か頷く。

「わかった。待ってるから…」


はぁ…


また煩わしい事が出来た。


その時にタイミング良く真中の車のライトが見えた。


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