君の世界


笑顔の真中に無言で車に乗り込む僕


「今日はいつも以上だね。」

嬉しそうな真中が車を出そうとする。


「待って…」


真中は不思議そうに手を止めた。


「今日は話しがしたくて…」


僕の言葉を選らんで話す口調に怪訝な顔になる。

「…話し?」


「今までもらったお金は全て返す。これからは二度と会わない。通院も主治医をかえてもらう」

眉根に皺を寄せ真中は無言で車を出した。

荒々しい運転と明らかに殺気立った真中に狂気を感じる。

「…車からおろしてよ。」


僕の小さな声に鋭い目を向け急停車する。


< 84 / 128 >

この作品をシェア

pagetop