full of love~わが君の声、君の影~
とにかくベッドで寝よう。
スウェットも着よう・・
うー頭痛い 熱も上がってきた 体の節々も痛い 超だるい
眠りたいのにどの体制をとっても身体中が痛くて眠れない。
――「大丈夫ですか?救急車呼びましょうか?」
う。またあの声だ。
そうだ。元を正せばあの声が悪い。あの声を思い出さなければこんなことにはならなかった!
いや、彼女がお見舞いのメールのひとつもくれていれば「声が聞きたい」想いにもとらわれなくて済んだかもしれない。
だいたい何で「熱愛報道」のときだけくれて人が入院だ手術だで苦しんでいる時にくれない!?
このままだとまた女の子と付き合えてもまた同じミスを犯しそうな気がする;
俺はズキズキする頭を抱えてゆっくりと起きると携帯を取りにリビングへ戻った。
リビングのテーブルの上にあった携帯をつかみそこへそのまま座り込み消さずに(消せずに)あったその名前にダイヤルした。