full of love~わが君の声、君の影~

「で。何で彼女にふられたんだっけ?」
ぐふ。またリバースするところだった;

「何でって・・言いたくない」
ベッドで最中にあなたの名前を口走っちゃいましたなんて言えるかっ
でも言ったらどんな顔をするだろう・・

「言いたくなきゃいいけど」
湯呑を持つ彼女の指を見る。

指輪をしていない。
・・・
そりゃしない人もいるだろう。


切りそろえられた爪。何の装飾も色もほどこされていない。
会う度に色も形も変わってきらびやかだった瑠南の爪を思い出していた。

「盲腸は?手術したんでしょ?もう痛みはないの?」
「知ってたんですか?」
「そりゃニュースになるわよ、有名人なんだから」
「ああそっか」

彼女と話していると時々忘れそうになる。
「もう全然」

ああ少しは気にしていてくれたんだ。

でも

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