full of love~わが君の声、君の影~

ものの10分としない内に家から持って来てくれたおかゆを温めて運んでくれた。

「食欲ある?少しでも食べられるといいけど」
「少しなら・・いただきます」

うーんあったかい美味いっ

「ありがとうございます!美味しいです!」
「一応コシヒカリだからね~お茶勝手にいただきまーす」
あのー米の種類の問題ではなく・・;

「あ俺にもいいですか?」
「もちろん」

こぽこぽこぽ・・
静まった部屋にお茶を注ぐ温かな音が響く。


彼女は俺の前と自分の前に湯呑を置くと、俺のベッドわきの床に敷かれたマットの上に座った。
座ると小さい体がますます小さく見える。
お互いのずずずーとお茶のすする音・・静かだ。



不思議だ
今日で会うのは4回目だし
連絡をとったのも1年ぶりだ。

それでいきなりこの狭い空間に2人きり。
なのに何だこのまったりとした落ち着き感。


胸の奥はかすかにドキドキと高鳴っているのに。

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