星想い



焼き魚のラップを剥がしながら。



レンジのタイマーをセットしながら。



…私は、

夏崎カイのことを思い出していた。



…正直、あんまり会いたくないけど、

それでも、まぁ…ちっぽけな約束だし。






約束どおり、

明日、屋上に行こう…。






「…カイ、かぁ…。

呼び捨てってなんだか…」



焼き魚が温まった頃、

私はキッチンで、

何気なくひとりごちた――。



< 28 / 300 >

この作品をシェア

pagetop