星想いのレビュー一覧
5.0
死んだ父親も、片親の家庭も、低脳な同級生も、空想も大きらい。そんな主人公がふと立ち寄った屋上で出会ったのは、きれいで不思議な男の子でーー。 人と触れ合うあたたかさと、現実の苦しさに胸をしぼられつつ読みました。 現実が辛かったら、空想に逃げて。ふいに現実に戻ったとき、より苦しくなって。また空想に入り込む。そんな負のループを繰り返しながら、わたしたちは生きていくのだと思います。 空想なんて馬鹿みたいと他人を卑下することで自分を守ったり、関心がないふりを続けて孤独を避けたり。生きるって、そういうことが必要で。 けれど、このお話を読み終えて、前向きな空想もあるんだと気付かされました。休憩したっていいんだ、と背中を優しくたたかれたようで、ほっと息を吐くことができました。 たまには星空を見上げて、空想を広げて。それでいいんだよって、自分にも、大切な誰かにも伝えたい。
死んだ父親も、片親の家庭も、低脳な同級生も、空想も大きらい。そんな主人公がふと立ち寄った屋上で出会ったのは、きれいで不思議な男の子でーー。
人と触れ合うあたたかさと、現実の苦しさに胸をしぼられつつ読みました。
現実が辛かったら、空想に逃げて。ふいに現実に戻ったとき、より苦しくなって。また空想に入り込む。そんな負のループを繰り返しながら、わたしたちは生きていくのだと思います。
空想なんて馬鹿みたいと他人を卑下することで自分を守ったり、関心がないふりを続けて孤独を避けたり。生きるって、そういうことが必要で。
けれど、このお話を読み終えて、前向きな空想もあるんだと気付かされました。休憩したっていいんだ、と背中を優しくたたかれたようで、ほっと息を吐くことができました。
たまには星空を見上げて、空想を広げて。それでいいんだよって、自分にも、大切な誰かにも伝えたい。
空想をテーマに2人の想い、現実と向き合う姿、込められた世界観に浸る事が出来ました。
穏やかに、優しく流れるような文章にとても惹きこまれました。
相変わらずの文才ぶりにきっと驚くハズです。
とても素敵な作品だと思いました!
完結おめでとうございます
(*^▽^)/
初一人称小説ということですが、流れるような文章と紫鶴さんらしい描写の美しさに溢れていて、とても素敵な物語だと思います。
現実思考で空想嫌いの千咲希と、
夢見がちな台詞ばかり口にする空想少年カイ。
真逆な二人のようで、実は抱えているものが同じ。似た者同士だったのですね。
屋上で二人が自分と家族について話す場面は、紫鶴さんの文章バランスといいますか、センスに驚かされました。
過去と今の状況、この物語のキーワード星空の風景描写、その三つをバランスよく配置して物語を進めておられて、私も勉強になりました!
無事父親へのわだかまりを解消できた千咲希にホッとしました。
波瀾万丈起伏に富んだ物語ではない、静かにゆったり展開する物語。
紫鶴さんらしい心温まる素敵な作品でした。
(^-^*)/