キミへの想いを10文字で。
「もうさ。お前さ、おでん食いながらコクるとか、なんだよ」


「いや、あれは、なりゆきで……て言うか食べながらじゃないし!!」


「このまんま、幼馴染みでいといた方が近くにいられるんじゃねーかとか色々悩むときにいつもあの、おでんがセットで出てくる俺の身にもなれ!」


いや……言いがかり……


だけど、そんなことよりも。


翔琉があたしと、同じような事を考えていたっていうのが本当に嬉しくて。




「で、まあ。自問自答した結果が、それ」


手元の紙を指差され、もう一度ぎゅっと持つ。


「やっと書いたのにお前中々気づかないし。一晩持ち越すとか鬼か」


……いやいやいや、お言葉ですけど。


あたしだって、今までどんな思いで…………。
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