人魚姫の真実
駅で晃と別れた。

私は晃が見えなくなるまで駅に立っていた。

ずっと見ていたかったから。

「はぁ・・叶わない恋のはずなのにね」

私は暗い夜道を歩いて帰った。

この夜道の暗さは私の心の暗さを表しているように見えた。

「ただいまぁ~」

「姫!!遅かったじゃないの!!」

入った途端にお母さんの怒鳴り声。

「どこいってたの!?」

私は黙って部屋に戻った。

「ちょっと姫!?」

バタン ガチャッ

部屋に入り鍵を閉める。

そしてバタッとベットに倒れこんだ。

「それでも・・・好き」

私は深い眠りに落ちていった。
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