黒色女子を個人授業
ひょっとして彼も

私のことを意識してくれていたりするのだろうか……?


そんな夢のようなことを考えて、思考を振り払うかのごとく、ぶんぶんと頭を振る。

いや。ないな。

だって、愛妻家だもん。

他の女性なんて、見向きもしないはず。

私が意識し過ぎて、おかしくなってるだけなんだ。


どんどん膨れ上がるこの気持ちを

私は扱いきれなくなっていた。

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