薬指の約束は社内秘でー婚約者と甘い生活ー【番外編】
『ウエディングドレスは、ぜひ私の店で』と言ってくれて、今日の試着の予約も取ってくれたんだよね……。
松田夫妻と挨拶を交わした美希ちゃんに、今日までの流れを説明すると、「あの有名デザイナーのユリエ・マツダさんが、課長の奥様だったなんて驚きです!」と興奮気味に声を返される。
そして、ゆりえさんにサインをお願いした美希ちゃんは、何やら怪しげな噂を熱い口調で語り始めた。
「ユリエ・マツダのサインを肌身離さず持ち歩いていると、婚期が早まるとか、セレブ婚ができるって噂があるんですよー」
「あら、そうなの? じゃぁ、綺麗に書かないとね」
柔らかい笑みを浮かべながらペンを走らせるゆりえさんに、「ありがとうございます!」と美希ちゃんは小さく頭を下げる。
松田夫妻と挨拶を交わした美希ちゃんに、今日までの流れを説明すると、「あの有名デザイナーのユリエ・マツダさんが、課長の奥様だったなんて驚きです!」と興奮気味に声を返される。
そして、ゆりえさんにサインをお願いした美希ちゃんは、何やら怪しげな噂を熱い口調で語り始めた。
「ユリエ・マツダのサインを肌身離さず持ち歩いていると、婚期が早まるとか、セレブ婚ができるって噂があるんですよー」
「あら、そうなの? じゃぁ、綺麗に書かないとね」
柔らかい笑みを浮かべながらペンを走らせるゆりえさんに、「ありがとうございます!」と美希ちゃんは小さく頭を下げる。