薬指の約束は社内秘でー婚約者と甘い生活ー【番外編】
『入籍する日は、なにか記念になる日がいいよな』とふたりで話していたから、来週の土曜日は私達にとって特別な一日になる。
そう思う間も、突き放すように向けられた父の広い背中が脳裏に焼きついて離れず、胸がギュッと締めつけられる。
ふと視線を膝に落とすと、一瞬宿る静寂の後。
両肩を優しく引き寄せられて、耳元でそっと囁かれた。
「大丈夫。愛が心配することには、きっとならない」
柔らかい声色に彼を振り返る。
私だけを見つめる柔らかい瞳に、胸に広がる不安を拭い去ってくれた囁きに、トクンッと胸が小さく震えて、
「優生。あのっ……さっき言い方きつかった、ごめん」
バツが悪くて小さく漏らすと、言葉ではなく柔らかいキスが頬に落ちてきた。
そう思う間も、突き放すように向けられた父の広い背中が脳裏に焼きついて離れず、胸がギュッと締めつけられる。
ふと視線を膝に落とすと、一瞬宿る静寂の後。
両肩を優しく引き寄せられて、耳元でそっと囁かれた。
「大丈夫。愛が心配することには、きっとならない」
柔らかい声色に彼を振り返る。
私だけを見つめる柔らかい瞳に、胸に広がる不安を拭い去ってくれた囁きに、トクンッと胸が小さく震えて、
「優生。あのっ……さっき言い方きつかった、ごめん」
バツが悪くて小さく漏らすと、言葉ではなく柔らかいキスが頬に落ちてきた。