青空の下月夜に舞う
隣に並び、トレイに次々とパンを入れていく。
途中、チラリと慶太郎を見たけど、終始ニコニコしている姿。
「13……お会計よろしいですか?」
「うん。あ、後一個オネーサンの好きなやつ入れてよ」
「……はい」
好きって言ったって。
何をいれてもいいだろうし、私は焼きそばパンをトレイに乗せてレジに向かった。
会計を済ませると、二人は店から出ていき、またいつもの時間に戻る。
……変な感じだ。
家がなくなったあの日から。
少しずつ、私の日常に、違った日常が無理矢理ねじ込まれる感覚。
安心できる場所が。
切実に欲しい。