青空の下月夜に舞う
静かに開いたエレベーターの扉。
朝から少しも緩んでいない髪を毛先から胸元に。ふんわり前に流すと、
「あ!グロス!取れてない?」
「バッチリですが」
「やだ!まみちゃん、可愛いだなんて!て~れ~る~」
私の肩をバシバシ叩く。
嫌、言ってないし。
玄関前まで歩いていると、目的の扉が、私達が辿り着く三歩手前で開いた。
中から出てきたのは、三人の男の人。
私達に気付いた三人組は。
「あ、今誰もいないよ?」
「はあ?!何処行ったの?」
「雅也さんとこ」
「……聞いてないし」
裸女と普通に喋ってる……
まあ、でも納得は出来るよね。朝目の前の家で、堂々と裸で居たんだし。
話終わると、私達の横を通り、エレベーターへ抜けていく。
通りすぎる時、目が合ったから頭を下げたけど、無視された。