偽フィアンセは次期社長!?
『…………、……………?』


うわ。ほーらね、話し声筒抜けじゃん。


何故こんなとこに通すんだろう、あの生真面目ボーイは……。


する事もないので、紙袋を持ち代えたり、パイプ椅子に座ったりしながら松田課長が現れるのを待つしかない。


『…………彼女、来てませんでしたぁ?』


……ん?


なーんか、軽そうな女の子の声。


企画部にそんなきゃぴきゃぴした女の子いたっけ??


『あー、本当?気付かなかった~。いや、実はさ。ストーカーまがいのことされてて』


応える男の声は……柳瀬先輩??


『え、こわっ。言った方が良いですよぉ』


『ちょっと相手にすると勘違いしちゃうんだよね、あぁいう地味なオンナって』
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