極彩色アリス
【極罪式ゲーム】…。
あと一週間でアリスになるためのゲームが始まるのだ。
何だかんだ言いつつも、ここまで来た。
一週間と言う長い日の先にどんなゲームが待っているのか、恐怖を通り越して楽しみになってきた。
うっすらと笑いが込み上げてきて口元が緩む。
その時ダイニングの扉が開いた。
他の奴らが食事を終わらせて出てきたのを確認して大階段を上る。
強欲と色欲に呼び止められたが無視して2階に向かった。
廊下の窓から外を見る。
朝のはずなのに真っ暗闇。
まだ夜のような雰囲気にさせられる。
……朝は来ないのかな?
『朝はね~来ないわけじゃ~ないニャ~? 【極罪式ゲーム】の時だけ~朝と昼が~顔を~出してくれるニャ~?』
振り返ると猫耳のフードを被った奇抜な奴が立っていた。
私のフードとお揃いの服はピンクと白のボーダー柄。
この色合いは……、
『あんたさ~あの地下に~入るのを~許可して~もらってるんだニャ~? いいものを~あげるから~、おいでニャ~?』
猫はさっさと歩き去ってしまった。
……いいもの。
罠だとわかっていても行ってみたいのが好奇心と言うやつだ。
まぁ極罪式ゲームまで時間はあるし、今でなくても大丈夫でしょ。
いいことを聞けたし、自室に戻って本を読もうとドアノブに手を掛けた。
……何だか気配が感じる。
気配だけではない、視線も。
下りる階段の方を見ると皆がこちらを見ていた。
……ある意味怖い。