極彩色アリス

どうでもいいことを考えていると、噂をすれば何とやら。
隣の階段から傲慢が降りてきた。
目が合うのと同時に私は自分の部屋に入った。
ドア越しに「ひどくなーい(泣)」って騒いでるけど無視無視。
関わらないのが一番。

しばらく騒音が続いたけど諦めたらしく、静かになった。
ようやく静寂が訪れたのでまた本を読み始める。
読書中を邪魔されるのが凄く腹立つ。
さっきだって邪魔された上に怪奇現象。
それにつれて傲慢のやつ。
どうして、静かにさせてくれないのかな?

また鳴り響いているノック。
一定を繰り返されているから尚腹立つ。
コンコンコンコンコンコン。
あぁもう…面倒くさい…。

扉を乱暴に開くと兎が立っていた。
私より小さな彼女を邪険な目で見下ろしながら用件を聞く。
兎は少し間を置いてから静かに言葉を紡いだ。

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