甘酸っぱい君との時間。
「大阪!?かなり遠いね!
なんで大阪から東京に来たの?」




「んー、親の仕事の都合で。
まぁ、俺が東京に行ってみたかった
っていうのもあるんやけどなっ!」




その子はまた笑顔で答える。




またドキッとしたような気がした。




今日のあたし、なんかおかしいな〜。




「そうなんだ!
あたし、関西弁憧れてるんだぁ〜。」




「そうなん?いくらでも教えたるで♪♪」




「えっ、いいの?教えて教えて〜!」




『えー、只今より入学式を始めます。』




教頭先生の声が体育館に響いた。




「おっけ、また後でなっ!」




その子は親指を立ててニカッと笑った。




*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*
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