魔妖館~another story もしも僕らが普通の学校生活を送っていたら~
僕を兄さんと呼ぶ彼女の名前は牡丹か…ふむふむ
きっとこれはあの作者のせいだよね
「おいハル!早くしろっつんてんだろ!」
「わ、わかったわかったって」
キレ気味の亮の声に怯えたわけじゃないからね?
ほら、みんな待ってるらしいから早くしないとって思ってね
妹と思われる牡丹に無理矢理手を引かれながら長い廊下を通り下駄箱を抜けた
校門前には人が数人いるようだが、僕の目が悪く顔まで認識出来なかった