もう絶対に君を離さない!!
そして、今日は和也の1周忌の法要のために俺たちはお寺に来ていた。

お経も終わり、2人で和也の眠るお墓の前にいる。

実緒は初めて見る和也のお墓にそっと触れると・・・・。

「和也。やっと会えたね。1年もかかちゃったよ。ごめんね。」

なきながら、呟いた。

俺は、そんな実緒の肩をつかみ自分の方を向かせると・・・・。

和也も聞いていてくれ!!

俺は、実緒がずーっと大好きだった。一度は諦めようとした。

でも、出来なかった。今でも、変わらない。大好きだ!!

もう、絶対に君を離さないよ。和也の前で誓う。

結婚してほしい。必ず幸せにする。

空の上に居る和也にも聞こえるぐらい大きな声で言う。

実緒。返事は?

「春兄ーもう私を一人にしないでね。約束だよ!!」

春兄じゃなくて、春斗って呼べよ。

「はる・・・と。」

俺は実緒を抱きしめて、キスをした。

いつまでも・・・・・・。
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