feelings~狼くんのお姫様~
2人でゆっくり浜辺を歩く

波が足にあたるのがどこか心地いい

のに心臓はドキドキのまま

友美が変なことを言うから

ほんとに他の男に見せたくないとか思ってくれたのかな

とか考えてしまう

もお、友美のバカ


ズルっ

ザパーンっ

「おい、大丈夫か?」

やってしまいました

今日1日、あまりパーカーをびしょ濡れにしないように頑張ったというのに

滑ってちょうど大きめの波がきて

びっしょびょになるなんて…

私はドジじゃあるまいし

かっこわるよー

「パーカーぬらしてごめん。
 さすがに、ひっついて気持ち悪いから
 ぬぐね」

パーカーをぬぐことにした

くっついててぬぎにくーい

海とか川のきらいなとこはこれだなぁ

とかおもいながらぬいでいると

肩まで脱げたぐらいで

凌やの手が私の頬にふれる

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