暴走族に愛された不登校女子。
「じゃあ、気分転換にどっか行こうぜ」
「あ、それいいねっ」
すると直樹が柔らかく微笑んだ。
「デート、だな」
「っ!」
直樹は平然と言っているかも知れないけど、こっちとしては心臓が本当に持たない…。
直樹のバイクに乗せてもらうと、どこかに向けてバイクが動き出した。
風が頬に触れて心地いい。
(……直樹って、俺様なところもあれば甘えん坊だよね…)
そんな事を考えながら、ぼんやりと景色を眺めていた。
周りの人は日が落ちてきたからかあたし達を見ていなかった。
もうそろそろ夜なんだ…。
最近夜を迎えるのが早くて、どんどん時間が過ぎていく。