暴走族に愛された不登校女子。







「俺が好きなの、お前だけだっつの。


今まで散々ヤキモチ妬いたんだぞ」




「…それでも不安で」



「……じゃあ」





直樹の唇が、あたしの頬に触れた。


そして首筋や額、手の甲。





色んなところにキスをして、最後にあたしの唇にもした。






「これで信じる? もっとか?」



「いや…もう」


「まだなんだな?」



今度は深いキスであたしを追い詰める。あんなにも不安だった心が、今では甘く溶かされていくようだ。




「っ、く、苦しいっ!」



「信じた?」


「十分すぎるくらい…」





「ったく。杏はこんなにも愛されてんのに」



< 208 / 304 >

この作品をシェア

pagetop