暴走族に愛された不登校女子。






「……ありがとね」




「今日は土曜だから学校ねえだろ?」


「うん?」



「…連れて行きたいとこがある」



「でも…直樹、会長だから土曜日でも忙しくないの?」


「昨日、生徒会の仕事を柏に頼んだし。大丈夫だろ」




「そっか…、それでどこに行くの?」


「まぁ、そこは後で分かる。ほら。髪結ってやるから、ブラシ持ってこい」






「あ、うんっ」


直樹が髪を結ってくれるのを聞いて、少しだけテンションが上がった。

何だか自分って、犬みたいにはしゃいでいる。





ブラシを持って、直樹のところに行った。






10分で可愛く髪を結ってもらい、ポニーテールにしてもらった。





「可愛いぜ」



「…そういう台詞、恥ずかしいよ」





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