Sweet Christmas Eve♪
「ほな次行こか」
「はい」
植物園が面している通りはお洒落なスポットとして有名な所なので駐車場に戻る前に周辺取材もする。
「寒ないか?」
「大丈夫です」
京都の冬は底冷えするからマジに寒い。
生まれて23年住んでいても慣れない。
だから暖かい下着やタイツ等で完全防備はしている。
でも手袋忘れちゃったんだよね。
「ほら」
「先輩」
先輩が渡してくれたのはカイロ。
「少しはましやろ」
「あ、ありがとうございます」
袋から出して…
暖かい。
だけど、何で先輩カイロなんか持ってるの?
私の物解いたげな視線に気づいたのか
「冬の必需品や。指が凍えて動かへんかったら仕事にならへんからな」
「…そうですね」
カメラマンには指も大事な商売道具だもんね。
やっぱりプロなんだなと改めて思ったり。
「ん?ニマニマしてどうした?」
「えっ?あ、いや、ニマニマなんか」
いけない。
先輩の色んな面を知る度に嬉しくなって顔がムヒムヒしてくる。
「あ、また俺ってええ男やなって思ってるんやろ」
「……」
「そうなんやな、俺ってほんまにええ男やし。お前の顔が崩れるんは分かるわ」
「先輩、戯言言うてんと早よ行きましょ」
「ハハハ…」
もう本当に先輩ったら!