カーテンの向こうの悪魔




追試は自分の教室である、1年A組で1年生全員で行われる。ただ1年全員とは言ってもA組では追試は私だけらしいから余程、人数は少なんだろうな・・・・。そんなテストで赤点とる私っていったいなんなの本当に。


ため息をつきながら教室のドアを開けた。


「先生ごめん。遅れた〜。」

「遅いぞ茜。つっても追試お前とあと3人だけど。」


追試の担当は私のクラスの担任の不二 秋宏【フジ アキヒロ】先生。27歳の割と若め。細身で塩顔のなかなかのイケメンで生徒からは秋ちゃんという男にしては可愛いあだ名の先生。


ていうか・・・。

「ねぇ秋ちゃん、その他の3人居なくない?」


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