よくばりな恋
「寂しいよ・・・・・・・・・・」
・・・・・・・・・・そうだ、わたし寂しかったんだ。お母さんが逝き、お父さんが逝き、茜が離れていって、寂しかった。だからあの背中を撫でてくれる優しい手が嬉しくて・・・・・・・・・・。
ぼんやりと薄暗い中、目が覚める。
空くんにおぶってもらって、それからどうしたっけ・・・・・・・・・・?
「目が覚めたか?」
上から顔を見られる。
え・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?
彼がベッドに腰をかけ、額に手が当てられる。
「少し下がったな」
なんで・・・・・・・・・・?
「翠?」
だって空くんにおぶってもらって・・・・・・