私と二重人格の僕
「というか、まず担任交代して小杉先生から違う先生になるとする。それで満足?私的には貴方達が担任交代に成功したところで
また担任交代になると思う。」
「わからへんことやん?なに決めつけてんねん、オラ!」
「わかるよ。貴方達が私のキャラがわかるように、私もあなたのキャラがわかる。貴方達のキャラなら確実に調子乗りタイプね。」
という僕も調子乗りタイプである。
「へぇー?調子乗りタイプ…ねぇ。」
「えぇ、そうよ。違うかった?まぁ今の時点で担任交代をやめるなら調子乗りタイプではないかもだけど。」
「つか、お前、担任交代しなくてなんか得するんか?」
「先生には悪いけど少々損かも。だけど、担任交代したところで新しい先生が見つかるまでこの学校の誰かが担任を受け持つ。今のところ、この学校には担任になってほしい人はいない。」
「新しい先生が見つかるまで、の話だろ。」
「見つかっても、いい先生だとおもう?」
「無理だったら、またちゃうやつにする。」
「期間はあと半年もない。つまり2回も担任交代できない。」
「はあ....?桜空変わったね。うちらに言い返してまで先生と一緒がいいの?」
それは....そうでもないが。と僕は思った。
だが、ここでそう発言したら僕の行動とは明らかに矛盾する。
「まぁ....、変わるのもめんどくさいというか、ね。」
「あっそ。じゃあ別にいいけど?うちは。」
「あー、俺も。今日はな。」
2人の発言により、僕も、先生も助かった。
「ありがとう。」
桜空の笑顔を借りてそう言い、いつの間にか起立していた僕は着席した。
「............すまない。」