無口な君と私

『…ねぇ、青さ…お金どんだけあんの?』

「金?んー、わかんない」

『わかんないって…凄いなぁ…』

「いや、親父が昔社長やってたから金が結構あんだよね」

『ぇ?社長だったんだ…』

「もちろん指輪は自分で貯めて買ったんだかんな?」

『…うー、青…ありがとぉ…』

「こんなとこで泣くなよ…さっさとパン食えよ…」

『うん……』
もぐもぐ……

おいしいなぁ…

「お前さそういえば進路どうすんの?」

『進路……』

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