アロマティック
嬉しそうなソプラノボイスが響いた。童顔美青年の天音だ。
「おはよう」
軽く手をあげて、永遠が応える。すれ違い様にも永遠と天音は「ウィ~!」と声をかけながらハイタッチしていた。
楽屋のなかは、清潔感のある白で統一されていてシンプルで、広く感じた。側面の壁に大きな鏡、化粧台、部屋の中央には大きなテーブルと椅子。化粧台の上にはメイク道具が置いてある。天音の座るテーブルの上にはペットボトルとスマホ、鞄が置かれていた。
「あれ?」
永遠の後ろから現れたみのりに、天音が気づく。入り口で立ち止まって室内の様子をうかがっているみのりに近づいてくる。
天音はかわいらしく、唇に指を当てながら不思議そうに顔をのぞき込んできた。男のクセにそんな仕草が似合うってどうなの? みのりは同じ仕草をしても絶対に似合わない自分を知っている。微妙な感情を押し殺しつつ、挨拶をした。
「……どうも」
「あ、昨日の!」
思い出したらしい天音が、顔の前でパチンと指を鳴らす。
「でも、なんでこんなところに?」
「俺の」
「「え?」」
永遠の発言に、みのりと天音が驚いてそちらのほうを向く。
「アロマアドバイザー」
化粧台の前に座って、台の上にメイク道具を並べながら永遠が答える。
「おはよう」
軽く手をあげて、永遠が応える。すれ違い様にも永遠と天音は「ウィ~!」と声をかけながらハイタッチしていた。
楽屋のなかは、清潔感のある白で統一されていてシンプルで、広く感じた。側面の壁に大きな鏡、化粧台、部屋の中央には大きなテーブルと椅子。化粧台の上にはメイク道具が置いてある。天音の座るテーブルの上にはペットボトルとスマホ、鞄が置かれていた。
「あれ?」
永遠の後ろから現れたみのりに、天音が気づく。入り口で立ち止まって室内の様子をうかがっているみのりに近づいてくる。
天音はかわいらしく、唇に指を当てながら不思議そうに顔をのぞき込んできた。男のクセにそんな仕草が似合うってどうなの? みのりは同じ仕草をしても絶対に似合わない自分を知っている。微妙な感情を押し殺しつつ、挨拶をした。
「……どうも」
「あ、昨日の!」
思い出したらしい天音が、顔の前でパチンと指を鳴らす。
「でも、なんでこんなところに?」
「俺の」
「「え?」」
永遠の発言に、みのりと天音が驚いてそちらのほうを向く。
「アロマアドバイザー」
化粧台の前に座って、台の上にメイク道具を並べながら永遠が答える。