アロマティック
「今日、仕事の様子いろんなところで見せてもらったからもう現場に行く必要はないと思う。だから、永遠くんが仕事の間、楽屋で待たせてくれる?」
「ひとりになるけどいいのか?」
「それは大丈夫」
「仕事、見てるのつまらなかった?」
「そうじゃないの。わたしはあくまでもアドバイザーとして永遠くんにつくから。それに、永遠くんがいない間に準備できることもあるでしょ」
こちらを見ないで話すみのりに永遠は、もっと違う理由があるような気がした。だが、みのりの望みを聞くことで承諾が得られるなら簡単なことだと思った。
それにしても。
みのりは芸能界に全く興味がないらしい。いろんなジャンルの有名人がいる現場で、興奮することもなく顔色ひとつ変えずに、隅のほうで静かに見学していた。
撮影道具やセット、あれこれ興味をもって勝手に行動することもなかったおかげで、こっちは安心して仕事に集中できた。想像以上にみのりの態度があっさりし過ぎて、少し物足りなさも感じたが。冷静に考えれば余計なことに気をかける必要もなく、お互い仕事はやりやすいだろう。
「わかった」
永遠はみのりの希望を受け入れた。今度はみのりの番だ。
「……アロマアドバイザーの顧問、引き受けます」
みのりのほうに不満そうなところはないかと探し、やがて永遠は頷いた。
「ひとりになるけどいいのか?」
「それは大丈夫」
「仕事、見てるのつまらなかった?」
「そうじゃないの。わたしはあくまでもアドバイザーとして永遠くんにつくから。それに、永遠くんがいない間に準備できることもあるでしょ」
こちらを見ないで話すみのりに永遠は、もっと違う理由があるような気がした。だが、みのりの望みを聞くことで承諾が得られるなら簡単なことだと思った。
それにしても。
みのりは芸能界に全く興味がないらしい。いろんなジャンルの有名人がいる現場で、興奮することもなく顔色ひとつ変えずに、隅のほうで静かに見学していた。
撮影道具やセット、あれこれ興味をもって勝手に行動することもなかったおかげで、こっちは安心して仕事に集中できた。想像以上にみのりの態度があっさりし過ぎて、少し物足りなさも感じたが。冷静に考えれば余計なことに気をかける必要もなく、お互い仕事はやりやすいだろう。
「わかった」
永遠はみのりの希望を受け入れた。今度はみのりの番だ。
「……アロマアドバイザーの顧問、引き受けます」
みのりのほうに不満そうなところはないかと探し、やがて永遠は頷いた。