沖田総司と運命の駄犬



その夜。



皆は、島原に行くらしい。




僕も、それに、ついて行く。



だって、好きって、自覚したら、一緒の部屋で寝て、何もしない自信なんて無い。




沖田「はぁ・・・。」




里音「おこしやす。沖田先生。ケホッ。ケホッ。」




沖田「風邪?」




里音「はい。すみません。」




沖田「いや。別に良い・・・。はぁ・・・。」



里音「悩み事ですか?」




沖田「好いてるおなごが出来たんだけど、一緒にいて、襲わない自信が無くて・・・。」





里音「・・・梓さんと、うまくいったのですか?」





沖田「え?ううん。ただ、僕が、自分の気持ちに気付いただけだよ・・・。」





里音「そうですか・・・。」





そう言うと、里音は、僕に抱きついてきた。



沖田「っ!」




何とも良い香りが僕を包む。





里音は、僕の首筋に口付けをしてきた。




いつもは、こんなに急いてないのに、今宵の里音は、何かに、急かされている。





沖田「どうしたの?いつもは、こんなんじゃないのに・・・。」





里音「したくなったんです・・・。嫌でしたか?梓さんを抱けないなら、いつもみたいに、私を梓さんの代わりに抱いて下さいませ・・・。それに、今宵は、特別です。」




沖田「特別?」



里音「はい。媚薬の効果のある香を使っております。」




沖田「だからか・・・。通りで、気分が高ぶるわけだ・・・でもね、僕は・・・っ。」





「もう、君は抱かない」そう言おうと思ったら、里音は、僕の敏感な場所に触れてきた。





抱きつかれて、ゆっくり押し倒される。





里音「良いじゃありませんか・・・。梓さんと恋仲になるまでは、私で・・・ね?」




僕は、里音の誘惑に負けて、肌を重ねた。



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