沖田総司と運命の駄犬


沖田先輩は、夕方に帰って来たようだったが、すぐに、土方さんの部屋に呼ばれて行ってしまった。



きっと、占い屋忠兵衛の事、話しているんだろう。




私は、どうしたいんだろう・・・。




帰りたい?それとも、このままここにいる?




でも、向こうに帰ったとしても、別人として生きなくてはいけない。




それでも、以前なら、帰りたいと即答していただろう。




でも・・・。




今は違う。




ここの人達と・・・。沖田先輩と離れたくない。





沖田先輩と離れるなんて、考えられないよ・・・。






沖田先輩は、なんて言ってくれるかな?




一緒に居て欲しいって言ってくれるかな?



そんな事を考えていると・・・。






< 164 / 222 >

この作品をシェア

pagetop