イケメンヤンキーに愛されて

3回戦、人生ゲーム。

何気に初挑戦の人生ゲーム。
すごろくのようなもの、だということはわかっているが、詳しいことは全くわからない。

「まず、1人1個、好きな色の車選んで―」

龍樹君が説明してくれるらしいので、その言葉に従う。

机には、カラフルなミニの車が置いてある。
選べと言われたので、あたしはピンクを選んだ。

「じゃあ、めんどくさいから翔から時計回りではじめよーぜ」
「おっけい」

まず、翔君がルーレットを回すと6が出た。
そして黙って車を6つ進めた。

そのマスには、職業選択→陶芸家と書いてあった。

「翔は、陶芸家な。このカード持っとけ」

龍樹君がこういい、翔君に陶芸家と書かれたカードを渡した。
ちなみに、カードには給料の額も書いている。
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