イケメンヤンキーに愛されて
さすがにあたしも、恥ずかしいのと驚きが合わさり、すこしイラついた。
「黙れ」
軽くにらみ、机をたたいた。
「おー、こわ。ごめんなさい」
一成君が意外と謝ってくれたので、にらむのをやめた。
そして、人生ゲームを続行した。
皆、次々に結婚マスに止まり、同伴者が1人増えていった。
何十回もルーレットを回し、最初にゴールしたのは龍樹君だった。
あたしも頑張らなきゃ、とルーレットを力いっぱいまわし、止まったマスは借金マスだった・・・。
借金30万円。
これで本当にゴールできるのだろうか?