イケメンヤンキーに愛されて
板の真ん中に黒と白の4つの丸石?のようなものが、並んでスタートした。
真剣に慎重に進めていく。
序盤はスムーズにいい感じに進んでいた。
半分ほどが埋まった時に、あたしが最初に四つ角の一つに石を置いた。
よっしゃ!
心の中でガッツポーズをした。
それから、あたしは四つ角を2つとった。
翔君は一つ。
残る角は、一つ。
これを取れば確実に勝てると思う。
真ん中の石は、若干あたしの方が多いかな、というくらいだ。
娯楽室は、しんと静まり返っている。
そのとき、あたしにとっては悲しいことが起きた。
「あっ・・・!」
翔君が四つ角の残り一つをとった。
そして、どんどんあたしの黒が翔君の白に変えられていった。