イケメンヤンキーに愛されて

龍樹君を見ると、人差し指を唇に当てて、シーっと言っていた。

「翔に見られたら、妬くからね。ばれないように」

他の男と話しただけで妬くって、母親を取られた子供みたいじゃない。

「おい」
「っは?」

いきなり誰かに腕をつかまれ引っ張られた。

「前、見ろよ」
「翔君!?」

さっきあんなことあったのに、よくふつうに接っせれるよね。
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