イケメンヤンキーに愛されて

もう一度、翔君の顔を見ると明らかに怒っていた。

怖かったから、見ていないふりをしながら明るく話してみた。

「お、おやつなんだろーね。翔君」
「あ?見ればわかるだろ」

機嫌が最上級に悪い。すごい怒っていることがすぐわかる。
みんなで食堂に向かっていると、龍樹君がこそっと耳打ちした。

「翔からはにげられないよ。あいつは本気だよ。機嫌とっといたほうがいいよ」
「え・・・?」
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