ダーリンは財閥

互いの両親の涙

ある日私は拓哉と私の母に泣かれた。

「愛有り難う有り難う本当に孫に会えただけで幸せよ」

と互いの母に泣かれた。

孫という存在はこれほど宝何だと改めて実感した。

互いの母が来てくれると希美を見てくれるので育児は助かった。

希美も互いのおばあちゃんが大好き見たいでいつも笑ってた。

拓哉は会長の仕事が忙しくなり帰りの時間が深夜の時が増えた。

只帰って来ると凄く癒してくれたし私も癒してあげた。

休みの日は三人で必ず出掛けた。
ほとんど拓哉の実家に希美を連れて行く時間だったけど拓哉のお父さんも凄く幸せな顔してるからついつい連れて行ってしまう私がいた。

今日は希美の一歳のバースディーパーティー。

私は希美に服を着せ会場へタクシーで向かった。

会場に着くと互いの母の祖母バカぶりが余りに異常過ぎ笑った(笑)
「今日の主役はのんちゃんでちゅからね後でババァといきまちゅよ」

こうも変わるのかと思うくらい希美にメロメロの二人を見て何か微笑ましくなった。

拓哉が来て

「あれっ希美は」

私は庭の方を指差し

「あそこです」

拓哉は私を見て

「たくっどこまでメロメロだよ」

と二人で笑った。

パーティーが始まり私は希美を抱っこしてステージにあがった。

お父さんの紹介と共に

《ハッピーバースディー希美》

と同時に乾杯して立食会が始まった。

その時だった

「たーたー」

とマイク越しに希美が言葉を喋った。

私は嬉し泣きしてしまった。

互いのおばあちゃんも号泣した。
拓哉も希美を高い高いしながら

「希美パパだよ」

と親バカ全開(*゜Q゜*)

私も涙が溢れて止まらなかった。

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