虹色の騎士団
すー…すー…

耳元で凛の寝息を聞きながら、

軽く頭を上に上げて空を見る。

「……いー天気だなぁ………。」

静かに座っていると、

風に吹かれた
木々の葉っぱが揺れる、

ザザザーって音が
聞こえはじめたので、

オレは、そっと目を閉じた。

こうしてると、
この音、

まるで
波音みたいなんだよな…。


「なんかー、
いい雰囲気…♪」

「……!!!」

驚いて目を開けると、

目の前に、
未来がいた!!!


小さな袋をぶら下げた
右手で膝を抱え、

左肘を膝に付け、頬杖をついた姿勢で、

なんか…
目をキラキラさせながら

オレ達を見ている。

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