虹色の騎士団
「…まだ俺が小学生だった頃。

学校で霊が張り付いてるクラスメイトを見つけたんだ…。

直ぐに何かが起こる訳じゃない。

だけど、ほおっておけば
確実に憑かれた本人にも影響が出る…。

そう思った俺は…
その子に理由を話して除霊を申し出た。

キミを助けたいんだ、ってね。」

握られた手に力がこもる……。

「俺は傲っていたのかもしれない…。

その日から…人は俺の事を避け始め、

噂は広がり、父の仕事までが皆に知れわたった頃。

…いつの間にか担任の先生までもが俺の事を怖がり始めたみたいだった。

…その後、しばらくして、
とうとう霊障が出てきてしまった、そのクラスメイトと両親が、どこからか紹介を受けたらしく、

偶然、俺の父さんを訪ねて来て…。

不在だった父さんの代わりに俺が除霊した…。

勿論、出された謝礼も…俺は絶対に受け取らなかった…。」

オレは思わず、真宵の肩に手を置き、思いを込めて強く握ってしまう…。

そんなの…辛いに決まってる……

そう思ったから…。

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