虹色の騎士団
「しばらく学校を休んでいた その子が…

霊障が完全に無くなって登校して来た日以来。

皆の態度が一変した…。

あっという間に学校中の人気者に仕立てあげられ…。

誰もが俺を、まるで英雄か何かのように崇めるようになった。

俺は…そんな事、望んだ訳じゃなかったのにね…。」

ガタン!!

急に明るくなり、出口が見えた。

「…それから転校させてもらった先では、
なるべく気をつけているんだ。

それでもたまにおかしな事を言うから、『ズレてる』なんて言われるんだろうね…。」

暗いお化け屋敷から、乗り物が完全に外に出る…。

繋いだ手が、ぱっ!と離され、真宵が立ち上がり、オレに笑いかける。

切なそうな笑顔で…。

だから…もう一度。

歩き出した真宵の手首を思い切り掴み、

お化け屋敷の音にかきけされないよう、大声で叫ぶ。

「オレは!!

お前がやってくれたような事は出来ないけど…!

お前が苦しんでる時は、
オレなりのやり方で助けるから!!!」

びっくりしたように、その場に立ち止まり、振り返る。

「分かったか?!!
だから、お前とは対等な、友達だ!!」

真宵の固まった表情が和らぎ…

ふわり…と綺麗な笑顔になる。

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