虹色の騎士団
急速に力が無くなっていく感じが、

段々苦しくなっていき、その場に、しゃがみこむ…。

ばんっ!!!

何かを叩くような音がして、ノロノロと顔を上げると……

左奥の鏡の中に凛がいる………。

多分、ここだけ透明になっていて、お互いの姿を確認できるようになってんだ………。

音は聞こえないけど、
何か叫んでる…。

駄目だ…力が…。

一旦俯いた後、もう一度顔を上げると…

そこには凛の姿がなかった。

…あれ……??

「日向っ!!」

進もうと思ってた方向から、凛が走って来る。

…出口から…無理やり逆走してきてくれたのか…。

「日向!!しっかりしろ!」

抱きかかえられ、ちょっと安心して、弱く微笑む…。

「何か…力が急に…。」

言った途端、唇を塞がれる。

直ぐに凛から、熱い力が勢いよく流れこんできた…。

だけど…どうしても力が抜ける感覚が止まらず、

正面の鏡に移ったオレの髪の色もオレンジ色のままだ……。

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